『ファスティング』という言葉をご存知ですか?

ファスティング(fasting)とは、英語で『断食』のことを指します。

普段から比べて食事量を減らすという意味では、ファスティングは『置き換えダイエット』と似ているように感じられますが、はたしてどのような違いがあるのでしょうか。

ファスティングと置き換えダイエットとの違い、効果ややり方についてご説明します。

ファスティングとは?


断食と聞くと「水以外口にしてはいけない」というイメージがあるかもしれません。

ファスティングは水以外は絶対に禁止というわけではなく、一般的に「定めた期間内は特定の飲食物以外を口にしない」というルールのもと行います。

このことから、ファスティングは『プチ断食』とも言われます。

断食施設などで専門家のもと安全に取り組めるのであれば完全に飲食物を絶つ方法で行うことも可能です。

しかし、個人でやる場合には危険が伴うため、適度にエネルギーを補給するようにしましょう。

スムージーや酵素ドリンクなどの飲み物を用いて、生活に必要な栄養素を補いながら行う方法がおすすめです。

ファスティングと置き換えダイエットの違い


ダイエット方法の中でもやり方が似ているファスティングと置き換えダイエット。

・1日の摂取カロリー
・実施期間
・目的

以上3点から、それぞれの違いについて見ていきます。

11日の摂取カロリー

ファスティングは1日の食事全てをスムージーや酵素ドリンクなど特定の飲食物にするのに対し、置き換えダイエットは3食のうち1~2食を置き換えます。

また、ファスティング中は特定の飲食物しか摂取しませんが、置き換えダイエットは決めた置き換え食以外の食事内容は決まっていません。

よって、1日の摂取カロリーはファスティングの方が少なくなります。

2実施期間

ファスティングは期間中に摂取するカロリーや栄養が極端に少ないため、短期間でしか取り組めません。

置き換えダイエットは自身で1日の食事量を調節できるため、長期的に取り組むことが可能です。

3目的

置き換えダイエットは痩せることが目的ですが、ファスティングはそもそも身体の健康を目的として行うもの。

短期間で集中的に行うため体重の減少には限界がありますが、身体を健康な状態にすることで結果的にダイエットの面でも良い効果を得ることができます。

ファスティングの効果


ファスティングは摂取するカロリーや栄養が大幅にダウンするためダイエット効果があるのはもちろんですが、他にも様々なメリットがあるんです。

ファスティングが身体にもたらすメリットの中でも、特に効果が大きいものを3つご紹介します!

  • 臓器が休まる
  • デトックス
  • 感覚が研ぎ澄まされる

1つずつ詳しく見ていきましょう。

効果1:臓器が休まる

摂取した食物を消化して必要な栄養素を吸収するというのは、実はかなり内臓に負担がかかる行為。

つまり消化する必要のないファスティング中は、多くの臓器が働かなくて済むため休ませてあげることができるのです。

また、ファスティングがもたらす臓器へのメリットとして、特に恩恵を受けるのは『腸』です。

腸内には数百~数千種類もの細菌が生息しており、人はその中の悪玉菌と善玉菌のバランスによって健康状態が大きく左右されます。

悪玉菌の数が優勢であるほど腸内環境は悪くなり、下痢や便秘、免疫力の低下に繋がってしまうのです。

糖質・小麦に含まれるグルテン、牛乳に含まれるカゼインなどを過剰摂取すると、悪玉菌の過度な増加の原因となります。

これらを全てカットすることになるファスティングは、腸内環境の改善に有効です。

効果2:デトックス

デトックスとは、体内にたまった毒素を排出すること。

現代人は、必要以上に食べ過ぎだとされています。

生命活動に必要な量をはるかに超えて摂取した余分な栄養素は、体内に毒素として蓄積されてしまいます。

その上、人間は吸収と排泄が同時にできないため、食べ過ぎている状態が続くと吸収に偏って排泄がおろそかになってしまうのです。

ファスティングをして食物を取り込まなければ、栄養の過剰摂取で毒素がたまることがない上に、吸収するものがなく排泄に余力が回せるため、デトックス効果が得られるのです。

効果3:感覚が研ぎ澄まされる

ファスティングが身体にもたらすメリットの中でも特に有益なのが、飲食を絶つことで「身体が一度リセットされる」ということです。

人の身体は、普段から摂取している調味料や過剰な栄養素によって感覚が鈍ってしまっているもの。

ファスティングによって腸内環境や味覚がリセットされ感覚が研ぎ澄まされることで、食事内容や健康に関心を持つようになり、食生活の改善にもつながります。

ファスティングのやり方


効果を出すために最もおすすめな、1週間かけて行うファスティングのやり方をご紹介します。

ファスティングを成功させて最大限の効果を得るためには、急に断食を始めるのではなく以下の流れを守って正しく取り組みましょう。

  • 準備期
  • 断食期
  • 回復期

それぞれ期間別でご説明していきます。

準備期(2日間)

断食に入っても身体が辛くならないよう、徐々に慣らしていきます。

朝と昼は普段通りの食事をとり、夕食のみをスムージーや酵素ドリンク等、断食用の食事にしましょう。

普段通りの食事といっても、揚げ物や炭水化物が多い食事は避け、大豆製品や発酵食品を多く使った和食を食べるのがおすすめです。

準備は2日間かけて行います。

断食期(3~5日間)

この期間に断食を行います。

断食用ドリンクなど、特定の飲食物以外は食べずに過ごしましょう。

回復期(2日間)

断食を終えた後は臓器があまり活発に動いていないため、急に普段通りの食事を摂ると不調をきたしてしまいます。

回復期を設けて緩やかに元の食生活に戻していきましょう。

朝は野菜や果物、昼はおかゆ、夜は断食中に摂っていたドリンクなどの食事内容にして2日間過ごします。

最後に


ファスティングについてご紹介しました。

身体を健康な状態へ戻すのに非常に効果的ですので、腸内環境や食生活の乱れが気になっているという方は、ぜひ実践してみてくださいね!

ファスティングのやり方のまとめ

  • ファスティングはプチ断食のため、摂取カロリーが激減!
  • 置き換えダイエットとは違い長期間では取り組めない
  • 胃腸が休まるので健康にとてもいい!

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